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作成日 2026/07/21 / 編集日 2026/07/21

北方流氷科学館について

北方流氷科学館について書いていきます。

関連キャラクター
未設定
関連博物館
北方流氷科学館

北方流氷科学館について、現時点で考えている設定を書いていきます。

現時点では所属キャラクターは更新されていません。

更新をお待ちください。

北方流氷科学館について

概要

北方流氷科学館とは、北海道オホーツク海近辺にある流氷、南極をテーマにした博物館です。

本物の流氷が一年中展示され、実際に触ることができます。

また、魚や植物を氷漬けにした展示も有名です。

モチーフになった博物館は「北海道立オホーツク流氷科学センター」です。

所属学芸員

北方流氷科学館には現在2人の学芸員が所属しています。

 ・樺太犬(男性):明るく軽快な性格。気に入ったものを氷漬けにしたがる。

 ・シロクマ(男性):寡黙。クマ系学芸員の中で最も力が強い。

学芸員について

ここからは所属学芸員について考えていることを書いていきます。

破棄された学芸員

前述のとおり、現在所属している学芸員は樺太犬とシロクマの2人です。

しかし、元々この博物館の学芸員は4人でした。

現在いる2人のほかに、かつて樺太犬の学芸員が2人所属していました。

かつて所属していた2人の学芸員は、現在いる樺太犬の学芸員を守った末に破棄された設定です。

学芸員のモチーフ

過去の学芸員も含めて彼らのモチーフについて記載します。

シロクマの学芸員は南極がテーマの博物館だから、ということで取り入れていますが、樺太犬の学芸員たちには明確なモチーフが存在します。

それは「タロとジロ」です。

タロとジロは、1956年の日本初となる南極観測隊に同行した樺太犬の兄弟です。

悪天候により越冬隊が昭和基地から撤退する際、15頭の犬が現地に残されました。

その約1年後、1959年1月14日にタロとジロの生存が確認されたことは、有名な逸話として知られています。

今の博物館で働いている学芸員は「タロ」がモチーフです。

そして、過去にいた樺太犬の学芸員のうち1人はこの「ジロ」をモチーフとしています。

史実ではタロとジロの2匹が生きて発見された話が有名ですが、実は発見後日本に戻ることができたのはタロのみでした。

ジロは発見された翌年の1960年7月に昭和基地にて病死しました。

タロは1961年5月に日本へ帰国、北海道大学植物園で飼育され、1970年8月に老衰で亡くなっています。

この2匹が生きた道の違いを、学芸員としてもジロが先に破棄されるという形で反映しています。

次にもう1人いた樺太犬の学芸員のモチーフについて記載します。

タロとジロの生還から9年後の1968年、昭和基地付近の雪解けした場所から、1匹の樺太犬の遺体が発見されました。

灰色で短毛という特徴から、行方不明6匹のうち「リキ」と思われました。

7歳と最年長だったリキは、第1次越冬中から幼かったタロとジロに自分の餌を分け与え、実の親のように片時も離れず2匹の面倒を見ていました。

タロとジロの生存には、リキの存在があったのではないかと推測されています。

もう1人の学芸員はこの「リキ」をモチーフとしています。

現存の学芸員たちのすれ違い

現在所属している2人の学芸員について、関係性を中心に書いていきます。

表面的に見ると、2人は騒がしめな樺太犬と寡黙なシロクマです。

言葉足らずな部分があるシロクマの言葉をタロが補う。

性格からか詰めの甘い部分のあるタロをシロクマが補う。

そんな長年の付き合いから十分に支えあっているように見える2人です。

しかし、2人の間にはあるすれ違いが生じています。

一見明るく振る舞っているタロですが、過去存在した2人の学芸員が自分を守って破棄になったことに対して重いトラウマを抱えています。

2人が守ってくれた命だから、絶対に死ぬことは許されない。そんな想いから生じる、破棄への恐怖。

自分を守ったせいで2人が死んだという認識から生じる、守られることへの恐怖。

それがタロを水面下で苦しませる鎖となっています。

一方のシロクマは、タロの「破棄される恐怖」は理解しています。

タロを破棄への恐怖から少しでも遠ざけ、もう一度心の底から笑ってほしい。

その思いから力をつけ続けたシロクマは、やがてクマ系学芸員の中で最も怪力だと言われるまでになりました。

シロクマは、自分が強くなればタロは安心できると思っていました。

しかし、タロの鎖は「破棄される恐怖」だけではありません。

シロクマはタロの「守られる恐怖」を理解できていませんでした。

シロクマの「タロを守りたい」という気持ちが、逆にタロの苦しみになる。

それでも、長年の付き合いからシロクマの考えていることを理解しているタロは、それを打ち明けることができません。

表面上は息の合った2人でも、実は重いすれ違いが発生しているといいなと思います。

学芸員のデザイン

現状考えているデザインをメモしておこうと思います。

全身が描いてあるのはタロのみです。

タロ

タロとジロの実際の写真を見ると、タロは若干たれ耳になっています。

そこが可愛いなと思ったので、学芸員のデザインにも反映しています。

実際の写真関連でいうと、タロとジロは、どちらも黒い毛並みの樺太犬です。

しかし、ジロにだけ胸元にスカーフを巻いたような白い模様があります。

こちらも可愛いと思うので、ジロのデザインをする際に取り入れられたらいいなと思っています。

帽子についている花はナンキョクミドリナデシコという花です。

南極で咲く花はこのナンキョクミドリナデシコとナンキョクコメススキという植物しかないようです。

日本に帰ることのできなかったジロやリキ、その他の樺太犬への弔いの意味を込めたデザインになっています。

シロクマのデザインについてはまだほとんど固まっていませんが、簡易的な姿は以下のイラストに登場しています。

北方流氷科学館初登場イラスト

夕張との比較

夕張炭鉱資料館は自然への畏怖はありつつも、数多くの先人たちが長い年月をかけて蓄積してきた対処法があります。

だからこそ、危険はありつつも一人も破棄が出ていない結果に繋がっていると思います。

北方流氷科学館はその逆で、南極という未知の領域を前に、人類の知識や技術が及ばなかった歴史を持つ博物館です。

その点では自然への畏怖がかなり強いと思われます。

この2つの館で対比を作れたら良いのかなとも考えています。

しかし博物館には、人類が一度敗れたものに対して、その後どのように立ち向かってきたのか、次はどうすれば乗り越えられるのかを伝える役割もあると思っています。

北方流氷科学館も負けっぱなしではない展開が作れたらと思っています。

さいごに

北方流氷科学館は他の館とは異なり、生前だけでなく学芸員になってからもその人生に影を落とされる、特に過酷な博物館だと思います。

しかし、それでも歩みを止めない。

北方流氷科学館は、そんな南極観測隊のような博物館であってほしいと考えています。



失敗も、犠牲も、そこで終わりにはしない。

その記録を次の挑戦へ繋ぐために。

「敗北の歴史も、未来への道標になる。」

それが、北方流氷科学館の標語です。