アキラについて
キャラクター概要
アキラは北方大学総合博物館の学芸員の中で初めてデザインされたキャラクターです。
学部ごとに展示室を持つ北方大学総合博物館の医学部展示室担当として作成されました。
基本の情報はキャラクター紹介ページを参照ください。
「アキラ」という名前は北方大学総合博物館のモチーフとなった北海道大学(北海道大学総合博物館)皮膚科の初代教授である志賀亮氏のお名前を参考にさせていただきました。
漢字だと亮(りょう)と読みそうな気がするのでカタカナ表記にしています。
ムラージュについて
アキラのモチーフは「ムラージュ」です。
ムラージュとは、主に医療教育や症例記録のために作られた、非常にリアルな「蝋製の人体・病変模型」を指します。
本当にリアルで少しショッキングなものなので検索の際にはご注意ください。
北方大学総合博物館のモデルとなった北海道大学総合博物館には、実際にムラージュの展示室が設けられています。
私の知る限りでは道内唯一のムラージュ展示です。
大きさが大きさなので場所を取る上、管理が大変なのもありそう簡単に見られる展示ではありません。
更に、北海道大学総合博物館には地球上から根絶された天然痘のムラージュも展示されており、写真以外でその症状を確認できる貴重な資料となっています。
デザイン
アキラのデザインについて記載します。
アキラの能力は後述しますが簡単に言うと他人の傷を引き取ることです。
この傷を受けるときの心労からクマが絶えないのではと考え、ゲッソリした感じの顔にしています。
また、能力を使うときに体の一部が持っていかれるため彼自身は大食漢ですが全く太れないという設定があります。
アキラのこちらから見て左腕に巻いてあるのは鎮痛剤の点滴です。引き受けた時の痛みを和らげるために点滴しています。
鎮痛剤がないときは布などを噛んで耐える武士道方式になります。

能力「代担」について
能力の概要
キャラクター紹介ページの通り、アキラの能力は「代担(だいたん)」です。
この能力は他者の怪我や病気を自身の身体に転移させ、それをムラージュとして切り離す、といったものです。
基本何でも治療することはできますが、転移させ切り離すまでのアキラ自身の痛みや苦しみの記憶までは消すことができない設定です。
その影響で、傷を引き受けることに恐怖を抱いています。
能力に対する思想(アキラ目線)
代担の能力はアキラ自身の犠牲を鑑みなければ患者を確実に救うことができる万能の能力です。
しかし患者目線で考えた時に、
代担を使わせて傷や病気が治ったとしてもアキラに傷を負わせたという事実が患者には重荷になることが考えられます。
アキラ自身が気にしていない、救いたかったから使ったとしても、一度生まれた負い目が完全に消えることはない。
そのことを理解しているアキラは、医学で治せるものは代担を使わずに治療を行います。
本当の最終手段として代担を選ぶのです。
ですが、「医学で治せない」=現代医学の敗北だとアキラ自身は受け止めています。
この先の発展で克服する可能性があれど、現時点の技術では足りない。だから代担を使う。
医学の歴史を象徴する学芸員だからこそ、この能力は苦いものだと思っています。
また、「医学で治せない」ということは、それだけ重症であるということでもあります。
つまり、それだけアキラ自身が引き受ける痛みも大きくなるということです。
精神的にも肉体的にもダメージが入るのを考えると、一言で「万能」とは言い難い能力です。
能力に対する思想(作者目線)
ムラージュは前述の通り見た目がショッキングです。
目を逸らしたくなる気持ちにもなりますが、それでも医学の歴史の一部として伝えていくべきものです。
そのムラージュをモチーフとするアキラ自身も、痛くても怖くても患者を救うために傷を引き受け続けるような学芸員だと良いです。
その思想が今日の医学の歴史を象徴する学芸員として相応しいものであると考えています。
あくまでこの物語の学芸員として相応しい、という話です。
正直なところ、かわいそうなキャラクターが好きなのでこうしている節もあります。
ですが、痛みも恐怖も知っているからこそ、彼は誰よりも患者に寄り添える学芸員になれると思っています。
かわいそうな男、アキラくんを皆様どうぞよろしくお願いいたします。
